TEEを使ったBTC-EVM間取引プロトコル @riftdex がParadigmからシードで$8M調達
プロジェクト概要
Rift は Bitcoin/Ethereum のフルノードを TEE(Trusted Execution Environment)内で稼働させ、P2P で BTC↔EVM を原資産のまま決済・取引を可能とします。TEEがエスクローとして一時的に資金を保持し、十分なブロック承認を確認できた時点で取引成立として資金を解放します。
マルチシグやPoSバリデータ、wrapedBTCなどは使わないのが特徴で、双方の取引が決済されるまでの間、TEEに保管されるネイティブなBTCが、約20分という時間制限付きで保持されるだけとのことで、すでにメインネットが稼働しています。
そもそもTEEとは?
TEE とは、OS や root でもアクセス不可能なハードウェアレベルの隔離領域を作り、
機密データの保管 暗号演算や認証処理 証明書付きの起動検証 といった処理を安全に行う仕組みのことで、
「鍵を握るロジック+メモリが常に暗号化され、ホスト OS からは覗けない」というのが特徴です。
詳しくはOmakaseテックブログにて解説しています。
https://x.com/kiyo_crypt/status/1968235642007261335?s=20
Riftの具体的な仕組み
【ステップ1】
ユーザーが自身のwalletを接続し、ERC20トークン(ETH、USDTなど)の送金枚数を入力します。
すると、マーケットメイカーが @citrea_xyz のcbBTCを経由してBTCのレートを見積もります。


【ステップ2】
ユーザーが見積もりを承諾すると、 TEEはこの取引におけるユーザーのERC20トークン(USDCなど)の送付先として、新しいEVMウォレットの秘密鍵を生成します(TEE内部での生成のため、サーバー管理者にも見えない)。
これは、マーケットメーカーがユーザーが指定したBTCアドレスに正しい数量のBTCを送金した場合にのみマーケットメーカーに開示されることになります。

【ステップ3】
ユーザーが先ほどのTEEで生成したEVMウォレットにERC20トークンを送金するとcbBTCにswapされます。

【ステップ4】
マーケットメイカーはイーサリアム上で4ブロック確定後、BTCをユーザーに送金します。
マーケットメイカーが24時間以内にBTCを送金しない場合、ユーザーはTEEから資金を引き出すことができます。

【ステップ5】
TEEは、ビットコインの2ブロック確定後にEVMウォレットの秘密鍵をマーケットメイカーに開示します。 これにより、マーケットメイカーは送金をバンドル化したり、ネットワークトラフィックが低い時間帯などガス料金を最適化できます。
