グローバルステーブルコイン決済アプリ @fin が、Pantera Capital リードで$17M調達
Sequoia Capital と Samsung Next などが参加
チーム
元CitadelのエンジニアであるIan Krotinsky氏 と Aashiq Dheeraj氏により創業
プロジェクト概要
Fin は、ステーブルコインを決済に使い、高額な国際送金をほぼ即時・低コストで処理することを狙う決済アプリです。
- Fin ユーザー間の大口送金
- 銀行口座への入出金
- 他の決済アプリや暗号資産ウォレットへの送金
に対応しており、数十万〜数百万ドル規模のクロスボーダー決済を主なユースケースとしています。ステーブルコインを裏側の決済レイヤーに使いながら、ユーザー側には為替・ブロックチェーンの複雑さを見せない UI を目指すとのこと。
ビジネスモデルは、銀行送金より低水準に抑えたトランザクション手数料と、ユーザーウォレット内で保有されるステーブルコイン残高からの金利収入の 2 本柱とされています。
2023 年に Solana 上のリンク型ウォレットとして$6Mのシードラウンドを完了した TipLink からのピボットで、TipLink 時代ではURL や QR コードそのものがウォレットになり、送金先がウォレットを持っていなくても Gmail ログインなどで資産を受け取れる仕組みを提供していました。
市場・規制の流れ
Fin が狙う市場は、SWIFT や従来の国際送金網が支えてきた高額クロスボーダー決済の領域です。
ここ最近、銀行・決済大手がステーブルコインやブロックチェーン決済に参入しており、Visa や Mastercard がステーブルコイン決済の実証を進めていたり、欧州では MiCA によるステーブルコイン規制枠組みに応じて各社の競争が激化しており活発化している市場です。
Finは、ステーブルコインを使いつつも「ユーザーにはクリプトらしさを感じさせない」UX を目指し、既存銀行インフラを一気に作り直すことが難しい既存プレイヤーに対し、軽量な新規プレイヤーとして高額決済に特化する戦略をとると説明しています。
ピボット前のTipLink時代の技術を活かすのだと考えられます。