ノンカストディステーブルコイン・ネオバンク@allscaleio が、YZi Labsリードで$5M調達
プロジェクト概要
AllScaleは、マイクロビジネスやフリーランス、Web3チーム向けに、ステーブルコイン建ての請求書発行、ソーシャルコマース決済、ペイロールを一体提供する「自主管理型(ノンカストディ)ステーブルコイン・ネオバンク」を標榜しています。ユーザーはAllScaleのWebアプリからインボイスを作成し、リンク経由でクライアントに送付し、支払われた代金はUSDT/USDCなどのステーブルコインとしてAllScale内ウォレット残高に即時着金する設計です。
ウォレットは「自主管理」を前提とした口座で、請求書経由の入金、ソーシャルコマース経由の売上、他ユーザーからの支払い、外部ウォレットからの入金を一元管理します。残高はトークンごとに管理され、入出金はユーザーが接続した外部ウォレットに対してのみ行われるため、AllScale側がカストディを持たない構造になっています。
Account Abstractionとマルチチェーンの「paymaster」型ガス代スポンサー構造を採用し、パスキー方式のウォレットによりシードフレーズを不要にしつつユーザー側のコントロールを維持する仕様とのこと。
市場・規制の流れ
AllScaleが狙うのは、従来のカード/SWIFTベースの決済では手数料・着金スピード・コンプライアンス対応の観点から取り残されがちな中小企業・フリーランスのクロスボーダー決済領域です。請求・販売・給与支払いをステーブルコインで一気通貫させるインフラとしての位置づけです。
米国GENIUS Act、香港でのステーブルコイン条例などが整備されたことや、MastercardやVisaなど大手決済ネットワークがステーブルコイン機能の組み込みを進めていることからもわかりますが、2025年この領域の調達ニュースは多く、今後も競争が激化すると思われます。