ブロックスペース取引プロトコル @ETHGASofficial が、Polychain Capital リードで$12M調達
Vitalikが12/6に必要だと言及したオンチェーンガス先物市場の実例といえる点、Ethereumロードマップで議論されているinclusion listsに発想が近い“取引の包含保証”を、外部レイヤとして提供しようとしている点が面白いです。
なお、Vitalikがオンチェーンガス先物市場を必要だと言った理由は、将来のガス料金に対する市場の期待値の把握、将来のガス価格に対するヘッジが可能になるからです。

プロジェクト概要
ETHGasは、Ethereumの「将来のブロック実行枠(ブロックスペース)」を売買できる市場として整備し、ガス代のボラティリティや12秒待ちのUXを減らすことを狙うプロジェクトです。ETHGasの発表によると、調達と同時にブロックスペース市場を立ち上げ、バリデータやビルダー等から約$800Mのコミットメント(流動性の供給)を得たとのことです。
主要プロダクトは、特定slotのブロック全体を先に確保する「Whole Blocks」と、特定ブロックに取引を入れることを約束する「Inclusion/Execution Preconfirmations」、さらにbase feeを対象にした「Base Fee Futures」です。
また、コミュニティ向けの「Gasless Future」では、X連携後、リファラルやクエスト達成で「Beans」を獲得可能です。walletを紐づけることで、提携プロトコルでの取引のたびにリベートが蓄積され、将来還元されるだけでなく「Beans」も獲得可能。将来的にはリワードを獲得できるとされています。
どんなプロダクトがあるか

Whole Blocks & Sequencing
特定slotのブロック全体(目安として約3,600万gas units)を一次市場で予約し、買い手にsequencing rights(順序付け権利)を付与するプロダクトです。買い手は自分でブロックを組むか、ビルダーに委任するか、ブロックを分解して別商品として売ることもできます。
Inclusion Preconfirmations
Proposer(バリデータ)が「特定ブロックNにあなたの取引を入れる」ことを約束するプロダクトです。入札は「200k gas」など固定の実行枠で行い、ブロック内の位置は問わず、revertしない保証は付かないと明記されています。またこの市場は、バリデータが一次売出をして初めて成立し、Inclusion Preconfをショートすることはできないそうです。
Execution Preconfirmations
Inclusionより強く「特定のstate/結果」をProposerが保証する、と説明されています。取引対象はTradeやBundleで、必要なblockspaceも同時に要求する設計です。現状は実装フェーズです。
Base Fee Futures
特定slotのbase feeを対象にロング/ショートできるカレンダーフューチャーズです。こちらも現状は実装フェーズです。