ステーブルコイン / ビットコインデジタルクレジットの @usdat21 がYZi LabsとSora Ventures から$800K 調達
プロジェクト概要
Saturn は USDat と sUSDat という2種類のドル建てトークンを掲げています。公式サイトでは、USDat は「非利回りの、完全担保のステーブルコイン」で、決済・清算・DeFi流動性向けとしており、ローンチ時のリザーブは「トークン化米国債100%」としています。
一方の sUSDat は「USDat のステーク版」で、Bitcoin Creditの利回りを取り込み、配当が積み上がるにつれて sUSDat と USDat の交換レートが上がる、という仕組みとなるそうです。
ローンチ時のリザーブはSTRC 100%とされています。
STRCとは?
STRC は Strategy(旧MicroStrategy)が発行する優先株(perpetual preferred stock)で、月次の現金配当を出す設計です。Strategy の説明では、配当利率は月次で調整され、$100 近辺で取引されることを意図している、という建て付けになっているようです。
「配当は確定利息ではない」点は要注意で、STRC の配当は、取締役会が宣言した場合に、法的に支払い可能な資金の範囲で、現金で支払われます。つまり、社債のように契約上の支払いが機械的に発生するものではなく、条件と裁量が入ります。
さらに Strategy は、優先株配当の税務上の扱いについて「税務E&P(earnings & profits)がマイナスで、当面は Return of Capital(ROC)になる見込み」と説明しています。
簡単に言うと、Strategy社は利益剰余金が全然ないからSTRCの配当は資本剰余金を取り崩した配当に近いもので潜在的なリスクがあることは理解しておくべきです。
また、同社の優先証券はビットコイン保有によって担保されているわけではなく、会社の残余資産に対する優先的請求権にとどまる、という趣旨の注意書きを出しています。
つまり、sUSDat を「米国債担保ステーブルの利回り版」と見るのではなく、「ストラテジー社の優先株(STRC)の配当をオンチェーンで受け取る器」として考えておくのが良さそうです。