クロスチェーン流動性コンセンサスレイヤー @EuclidProtocol が $3.5M を調達
プロジェクト概要
Euclidは、複数チェーンに分散した流動性を「Virtual Settlement Layer(仮想決済レイヤー)」上で束ね、ブリッジで資産を移動させずにスワップや流動性供給を成立させるプロダクトを開発しています。ユーザーがスワップを起点チェーンで開始し、受け取り側のトークンを複数チェーンに分割して受領するようなフローもあるようです。
アーキテクチャ
Euclidは、複数チェーンに散らばった流動性を「1つの大きなプールのように扱う」ために、チェーン外側にもう2つのレイヤーを置く設計です。
● Virtual Settlement Layer(VSL)
いわゆるExecution Layerみたいなもので、Virtual Liquidity Pools(VLP)でスワップ計算を実行し、Virtual Balancesでユーザー/VLPの残高を追跡します。
● Liquidity Consensus Layer(LCL)
文字通りConsensus Layerと呼び、Tendermint BFT のコンセンサスネットワークとして実装しています。ここで「どの流動性ソースを使って、どの順番で交換し、最終的に誰が何を受け取るか」という流動性状態をバリデータが合意形成し確定しています。
ユーザーのトークン自体は、各チェーン上の Escrow(単一トークンの金庫の位置づけとなるコントラクト)に置いたまま動かしません。起点チェーンの Factory というコントラクトにスワップを投げ、Factory が Escrow にトークンをロックします。その後 Router が 上記のLCL・VSLへリクエストを送り、確定した結果が戻ってきたら、Factory が Escrow に「この量をこのユーザーへ解放する」を実行するという仕組みです。そのため、実際にVSLにトークンが移動するわけではありません。