DeFiポジション監視・通知レイヤーの Otomato が、ベンチャービルダーの Improbable から $2M を調達。資金はプロダクト開発、対応チェーン拡大、ユーザー成長に充てると発表されています。
プロジェクト概要
Otomatoは、ユーザーのウォレットアドレスを読み取り、DeFi上のポジションを監視して重要な変化だけを通知するインテリジェンスレイヤーです。ユーザーはAave、Pendle、Uniswap、Morpho、Euler、Hyperliquidなど複数プロトコルにまたがる貸借、トークン、NFT、予測市場などの状態を、ダッシュボードを巡回せずに把握できる設計です。
同社のDeFi Smart Assistantは、Telegram、メール、モバイルアプリなどを通じて、清算リスク、金利変化、ペッグ外れ、ポジション期限、インセンティブ開始などを通知します。ノンカストディアル型で、ユーザー資産を動かす権限や承認を求めず、公開オンチェーンデータを読み取ってアラートに変換する点が特徴です。
発表によると、Otomatoは当初Telegram botとして始まり、2,000人超のユーザー、1,500人超のアクティブ通知受信者を獲得しています。2026年4月にはiOSとAndroid向けの消費者アプリも公開されました。複数チェーンと複数プロトコルをまたいで自分のポジションがどう変わったかを知る用途に絞ることで、一般的な価格通知よりも利用者の実ポートフォリオに近い通知を出す方針です。
対応チェーンと自動化機能の拡張
今回の資金は、プロダクト開発、マルチチェーン対応、より広いDeFi領域への対応、Go-to-marketに使われる予定です。発表時点ではEthereum、Arbitrum、Base、HyperEVMを監視対象として挙げており、公式ドキュメントではHyperEVM向けに10以上のプロトコルを監視するDeFi Smart Assistantが説明されています。
Otomatoの現在の中核は「ユーザーが保有しているものを理解し、重要な変化だけ知らせる」通知レイヤーです。今後のドキュメントでは、利回り管理、エアドロップ関連の資金移動、自然言語で作るAIロジックブロックなど、通知から自動化へ広げるロードマップも示されています。ただし、今回の資金調達発表で確認できる実装済み機能は、読み取り中心のポジション監視と通知が中心です。
Improbableは、AIとweb3の交差領域にある企業を資本と運営支援の両面で支援するベンチャービルダーとして今回の投資を位置づけています。OtomatoはIPとロードマップの自律性を保ちながら、Improbableの技術基盤、事業開発、財務、法務、コンプライアンス支援を受けるとのことです。
参考リンク
https://www.globenewswire.com/news-release/2026/05/26/3300792/0/en/improbable-invests-2m-in-otomato-to-scale-the-first-portfolio-aware-intelligence-layer-for-defi.html https://www.improbable.io/news/backed-by-improbable/backed-otomato-the-gateway-to-intuitive-real-time-automation-in-defi https://otomato.gitbook.io/v1/product-guides/hyperevm-defi-smart-assistant https://crypto-fundraising.info/projects/otomato/ https://t.me/crypto_fundraising/5189