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調達ニュース公開 2026.06.04更新 2026.06.04

AxisがSteakhouse FinancialとSerotoninの参加するラウンドで資金を調達

機関投資家向けのオンチェーンyieldプロトコルの Axis が、Steakhouse Financial と Serotonin の参加するラウンドで資金を調達。調達額は非公開です。Axisにとっては、2025年12月にGalaxy Ventures主導で実施した $5M の調達に続く動きとのことです。

プロジェクト概要

Axisは、機関投資家向けの取引戦略をオンチェーンで提供する「クオンツ系yieldプロトコル」を掲げています。ここでのyield(運用利回り)は、預け入れた資産を運用して得られる収益を指します。Axisは、価格変動の方向に賭けるのではなく、複数の取引所や市場の間に生じる価格のずれ(アービトラージ)を捉えるマーケットニュートラル戦略で収益を生み、その収益をオンチェーンの保有者に還元する設計だとしています。

中核となるのが、ドルに連動する合成資産のUSDxです。ユーザーや機関投資家はUSDxを預け入れて(ステークして)運用利回りを受け取る仕組みで、Axisは低レイテンシーの独自執行システムでアービトラージ機会を捉え、得た収益をリアルタイムでUSDx保有者に流す、と説明しています。同社は対象アセットをUSD(ドル)に加えてビットコイン・金へ広げる方針を示しており、相場の方向に左右されにくい「相関の低い」リターンを謳っています。

稼働するチェーンとしては、Bitfinex系のステーブルコイン特化型ブロックチェーンであるPlasma、およびEthereumが挙げられています。これまでに既存の出資者から $100M 規模の私募資本をクローズドベータに投じ、デルタニュートラル型のアービトラージエンジンを検証してきたとのことです。カストディや検証ではFireblocks、Fordefi、Veda、Accountable、Chainlinkといった事業者と連携する構成が示されています。

今回のラウンドに参加した投資家

今回のラウンドには、Steakhouse FinancialとSerotoninが参加したとのことです。Steakhouse Financialは、ステーブルコインやRWA(現実資産)、DeFiのリスク管理を専門とするアドバイザリー/リサーチ会社で、Sky(旧MakerDAO)やLido、Ethena、Coinbaseといった大手と仕事をしてきたことで知られます。MakerDAOへの米国債やプライベートクレジットの導入を後押ししたほか、Morphoの基盤上で機関投資家向けのステーブルコイン運用戦略をキュレーションする、ステーブルコイン領域のリスクキュレーターとして存在感を持つ企業です。

Serotoninは、Amanda Cassatt氏(ConsenSysの元CMO)が2020年に設立したweb3のマーケティング/プロダクトスタジオです。web3ネイティブのプロジェクトから既存大手のweb3移行まで幅広いクライアントのgo-to-market(市場投入)戦略を支援してきたほか、自社スタジオでソフトウェア企業のインキュベーションも手掛けています。ステーブルコイン運用のリスク管理に強いSteakhouse Financialと、web3の市場投入支援に強いSerotoninという組み合わせは、機関投資家向けの運用利回りプロダクトを設計し、利用者に届けようとするAxisの方向性と重なります。

なお、確認した範囲のソースでは、今回のラウンドの調達額・調達資金の具体的な使途は開示されていません。本記事の数値・固有名詞は、Axisの公式サイトおよび過去ラウンドに関する報道に基づいています。今回の調達は、2025年12月にGalaxy Ventures(Galaxy Digital)主導で行われ、FalconX、OKX Ventures、CMT Digital、Maven 11、GSR、CMS Holdingsなどが参加した $5M の私募ラウンドとは別のラウンドにあたるとのことです。

参考リンク

https://www.axis.to/ https://crypto-fundraising.info/projects/axis/ https://t.me/crypto_fundraising/5202

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