ステーブルコイン決済インフラの WasabiCard が、Vernal Capital、Avenir Group、Vision Plus Capital、01VC が参加した Pre-A ラウンドで、これまでの調達と合わせて累計 ~$10M を調達。発表は2026年6月3日付の PR Newswire 配信によるものです。
プロジェクト概要
WasabiCard は、ステーブルコインを現実の金融サービスに接続する、法人向けの決済インフラを開発しています。ステーブルコインは価格を法定通貨などに連動させた暗号資産で、同社はこれを使った資金移動を、企業が扱える支払い・送金の形に変換する基盤を提供しています。
中心となるのはカード発行と送金(ペイアウト)の二つです。カード発行は、企業が自社サービスの中で利用者やスタッフにバーチャル・物理カードを配れる機能で、決済ネットワークに接続したカードをステーブルコインの残高に紐づけて使えるようにします。ペイアウトは、企業が国境を越えて多数の受取人へ資金を分配する用途で、ステーブルコインを経由することで着金までの経路を短くする狙いです。
同社は利用者向けアプリ単体ではなく、企業・フィンテック・インターネット発の事業者が、自社のサービスにカード発行や送金を組み込めるインフラとして位置づけています。発表によると、これまでに世界で500社以上の法人顧客が利用し、50万枚以上のカードを発行、累計取引高は10億ドルを超えたとのことです。AIエージェントによる支払いやプログラム可能な決済フローにも対応するとしています。
調達資金の使途
今回の資金は、グローバルなカード発行能力の拡張、ペイアウト(送金)インフラの強化、海外市場への展開、そしてコンプライアンス投資とプロダクト開発に充てられるとのことです。コンプライアンスは、各国で決済・カード発行サービスを提供するために必要な規制対応を指し、対象国を広げるうえで継続的な投資が必要になります。
ラウンドにはリード投資家は明示されていませんが、Vernal Capital、Avenir Group、Vision Plus Capital、01VC が参加しています。WasabiCard はステーブルコイン決済を企業の決済・送金業務に組み込むインフラとして、対応地域と取扱量の拡大を進める方針です。
参考リンク
https://www.prnewswire.com/news-releases/wasabicard-payment-unicorn-in-the-making-closes-pre-a-backed-by-vernal-capital-and-avenir-group-vision-plus-capital-and-01vc-302789895.html https://techbullion.com/wasabicard-raises-nearly-us10-million-to-expand-stablecoin-powered-global-payment-infrastructure/ https://crypto-fundraising.info/projects/wasabicard/ https://t.me/crypto_fundraising/5207