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調達ニュース公開 2026.06.26更新 2026.06.26

アフリカ企業向けステーブルコイン決済基盤 Daya が Hivemind主導の Pre-seed で $2.4M を調達

アフリカ企業向けのステーブルコイン決済基盤 Daya が、Hivemind主導の Pre-seed で $2.4M を調達。Lattice Fund、Alliance DAO(旧 DeFi Alliance)、Aptos Foundation、シンガポール拠点の Globelink Investment も参加したとのことです。発表は 2026 年 6 月 24 日で、ラウンドは募集枠を上回る応募(オーバーサブスクライブ)になったと報じられています。なお、シード関連情報の索引では出資者として「Aptos Network」と記載されていますが、各種報道では出資主体は Aptos Foundation とされています。

プロジェクト概要

Daya は、アフリカ企業の越境(クロスボーダー)決済・資金管理・外国為替(FX)をひとつの管理画面でまかなえるようにするフィンテックです。従来の銀行インフラと、ブロックチェーン上での決済(セトルメント)を組み合わせ、ドル建ての法人口座、ステーブルコインの送金レール、為替を自動で最適経路に振り分ける「スマート FX ルーティング」、バーチャル口座、組み込み型金融(エンベデッド・ファイナンス)向けの API などを提供すると説明されています。ここでいうトレジャリーとは企業の手元資金の管理を指し、入出金・両替・支払いのタイミングをまとめて扱う業務のことです。

創業は 2025 年 10 月で、本拠はナイジェリアです。共同創業者は Tomiwa “Aleph” Lasebikan 氏と Paul Joe 氏で、両氏とも暗号資産業界での経歴を持つと報じられています。ただし、前職など個々の経歴の詳細は情報源によって記述が分かれており、確認できる範囲では一致した裏付けが取れていません。今回より前に、Daya は Alliance DAO から $350K の出資を受けており、2025 年 11 月には同 DAO の ALL15 アクセラレーターを修了したと報じられています。

サービスの中心は、規制対応の米国金融パートナーを通じて法人に発行するドル建て口座です。報道によると、利用企業はまず KYC/KYB(本人確認・事業者確認)を済ませ、ナイジェリアの法人登記当局である Corporate Affairs Commission の登録情報と役員レベルの照合を受けます。海外からの入金が届くとその資金はステーブルコインに変換されて Daya のウォレットに反映され、企業はそのままドル相当の価値として保有する、海外の取引先に支払う、あるいは現地通貨(ナイラ)に両替して銀行口座へ引き出す、という選択ができる設計とされています。

越境送金の課題とステーブルコイン決済の仕組み

アフリカ域内外の越境送金は、いまも手間とコストが大きい領域です。報道では、1 回あたりの手数料が取引額の 5〜10% に達し、着金まで数日かかり、企業側は自社の資金が今どこにあるのかを把握しづらい、という状況が指摘されています。背景には、各国の銀行が他国の銀行を介して送金をつなぐ「コルレス銀行(コルレスバンキング)」網の縮小があるとされ、Daya はここをブロックチェーン上の決済で置き換えることを狙っています。

両替のコストを抑える仕組みとして、Daya は単一の出口(オフランプ)業者に頼らず、AML(マネーロンダリング対策)に準拠した相対(OTC=店頭)取引の業者を束ねて両替を行い、手数料を 1 回あたり 0.1〜0.3% にとどめると説明しています。バーチャル口座は米ドルに加えて香港ドル(HKD)・中国人民元(CNY)に対応するとされ、現地通貨をドルの流動性に変えて保有・送金・資金管理を一画面で行えるとしています。確認できる情報源では、創業からおよそ 8 か月の時点で 2026 年は月次 40% 超の成長を続けているとされていますが、具体的な取引額や顧客数は明らかにされていません。

調達資金の使途と Aptos・HashKey MENA 回廊

調達した $2.4M の使途について、Daya は決済回廊(ペイメント・コリドー=特定の国・地域間をつなぐ送金経路)の拡張、コンプライアンス基盤の強化、現地および海外の金融機関とのパートナーシップ拡大に充てる方針だと説明しているとのことです。報道では、製品開発やライセンス取得もあわせて挙げられています。

具体的な動きとして、2026 年 6 月に Daya は Aptos Foundation および HashKey MENA と組み、アフリカと UAE(アラブ首長国連邦)を結ぶステーブルコイン決済回廊のパイロットを開始したと報じられています。この回廊は Aptos ブロックチェーン上で動き、両端の企業はそれぞれの現地通貨で取引しながら、中間の決済をステーブルコインで完結できる構成とされています。今回のリード投資家である Hivemind はニューヨークを拠点とするデジタル資産系の運用会社で、Aptos エコシステムとの連携を後押しする出資者構成になっています。

市場の追い風として、調査会社 Chainalysis の集計ではステーブルコインの 2025 年の決済額は世界で約 $28T(28 兆ドル)に達したとされ、その多くが決済・送金用途だったと報じられています。Daya はこの流れの中で、ドル建ての価値を保ちつつ送金コストと着金時間を圧縮できる法人向けの決済スタックを、アフリカ企業向けに構築しようとしています。

参考リンク

https://daya.co/ https://techcabal.com/2026/06/24/daya-pre-seed-raise/ https://techcabal.com/2026/06/11/daya-stablecoin-neobank-for-african-businesses/ https://cryptobriefing.com/daya-raises-2m-stablecoin-payments-africa/ https://unchainedcrypto.com/daya-raises-2-4-million-to-build-a-stablecoin-payment-stack-for-african-businesses-unchained/ https://crypto-fundraising.info/projects/daya/ https://t.me/crypto_fundraising/5241

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