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調達ニュース公開 2026.06.27更新 2026.06.27

Sui のマネーマーケット Suilend が Bluewater により買収

Sui ブロックチェーン上で最大のマネーマーケット(暗号資産の貸し借り市場)Suilend が、DeFi 開発チームの Bluewater により買収。買収額は非公開です。あわせて、Sui 上の主要 DEX(分散型取引所)である Bluefin が買収の資金を出し、その共同創業者である Zabi 氏が Suilend の CEO に就任すると発表されました。買収後も Suilend は独立したブランドとして運営を続けるとされています。発表は 2026 年 6 月 26 日(UTC+8)です。

プロジェクト概要

Suilend は、Sui ブロックチェーン上で資金の貸し借りを仲介するマネーマーケット(レンディング)プロトコルです。利用者は保有する暗号資産を預けて利息を得たり、預けた資産を担保にほかの資産を借りたりできます。運営チームは、Solana 上の Solend(現在の Save)を手がけたチームで、Suilend は 2024 年 3 月に立ち上がり、Sui エコシステムで最大の DeFi(分散型金融)プロトコルへと成長しました。基本的な貸し借りに加えて、レバレッジをかけた買い建て(ロング)、空売り(ショート)、トークンの両替(スワップ)にも対応しているとされています。

Suilend は単体のレンディングにとどまらず、関連プロダクトをまとめた「Sui の DeFi スイート」を掲げています。ひとつは SpringSui で、SUI トークンのリキッドステーキング(預けてステーキング報酬を得つつ、その預け入れを証明するトークンを受け取り、流動性を保ったまま運用できる仕組み)を提供します。もうひとつは 2025 年 2 月にベータ提供が始まった STEAMM で、AMM(自動マーケットメイカー=注文板ではなく数式と資金プールで価格を決める分散型の取引所)に Suilend のレンディングを組み合わせ、提供した流動性を遊ばせずに貸し出しにも回せる「スーパーフルイド AMM」と説明されています。これら 3 つのプロダクトをまたぐ役割を担うのが、ガバナンス(運営方針の決定権)や収益分配にひもづくトークン SEND です。

規模の面では、Suilend は 2025 年初時点で預かり資産(TVL=プロトコルに預け入れられた資産の総額)が 10 億ドルに達し、月間アクティブウォレットは 5 万を超えたとされています。Sui 上の DeFi では首位の位置を占めており、今回の買収はその主要プロトコルが運営主体を変える動きにあたります。

買収の枠組みと SEND トークンの扱い

今回の買収主体は、DeFi 開発チームの Bluewater(法人としては Bluewater Labs Inc.)です。Bluewater は、Suilend のレンディングプロトコルに加えて、STEAMM と SpringSui を含む関連資産を取得しました。報道によれば、Suilend はブランドやプロダクトの方向性、インフラを維持したまま、Bluefin とは別のブランド・法人として独立して運営を続けるとされています。Bluefin の共同創業者である Zabi 氏が Suilend の CEO に就任する一方、同氏は Bluefin への関与は変わらず、買収によって Bluefin の開発方針が影響を受けることはないと述べているとのことです。

買収の資金面では、Bluefin が出資の担い手となっています。さらにその背後で、米ナスダック上場の SUI Group Holdings(NASDAQ: SUIG)が資金を供給しています。SUI Group は Sui の主要プロトコルに資本を提供する企業で、2025 年 9 月の当初契約を改定し、Bluefin に追加で 400 万 SUI を貸し付け、貸付総額を 600 万 SUI に引き上げました。あわせて、Bluefin および関連事業からの収益分配率を従来の 5% から 11%(SUI で支払い)へと引き上げ、この取り決めは 2028 年 9 月まで続くとされています。この貸付は、Bluewater による Suilend 買収の資金調達を支える目的だと説明されています。

一方で、トークン SEND は今回の買収対象には含まれません。SEND は別途の清算(リクイデーション)手続きを通じて保有者へ分配されるとされています。つまり、プロトコル本体やプロダクト群は Bluewater に移る一方、SEND トークンはこの取引とは切り離して扱われる構成です。

既存ユーザーへの影響

既存の利用者については、特段の対応は不要だと案内されています。預け入れているポジションやプロトコルの機能はこれまでどおり稼働を続け、運営主体の移行は段階的に進められるとされています。Bluewater と Suilend は今後、取引と流動性の面で連携を深める方針で、機関投資家の資金の取り込み、現実資産(RWA)の活用、流動性の強化、個人向けレンディング商品の開発などを掲げているとのことです。買収額や取引条件の詳細については、確認できる情報源では公表されていません。

参考リンク

https://docs.suilend.fi/ https://phemex.com/news/article/bluewater-acquires-suilend-bluefins-zabi-to-lead-as-ceo-90800 https://cryptobriefing.com/sui-group-bluefin-lending-6m-sui/ https://www.stocktitan.net/news/SUIG/sui-group-expands-strategic-partnership-with-bluefin-lending-5077rt01bvho.html https://crypto-fundraising.info/projects/suilend/ https://t.me/crypto_fundraising/5248

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